奨学生OG 伊藤亜衣さんの声

伊藤亜衣さん
伊藤亜衣さん

大学院第6期生 (2014年度採用)・現共同通信社大阪支社社会部記者

2014~15年度の2年に渡り古野奨学金を頂きました。大学院修了後、共同通信社に入社し、青森支局に配属されました。2年間、警察や行政、米軍基地問題など幅広く取材をしました。その後、大阪社会部に転勤になり、現在は大阪府警を担当しています。

当時は修士論文として日本人イスラーム教徒のルポルタージュを書いており、その調査や取材に費用がかさんでいました。大学でティーチングアシスタント (TA) のアルバイトもしていましたが、生活費も含めると足りず大変助かりました。

同盟育成会には奨学金をだけでなく、研修会等を通じて様々な人に会って話をする機会を頂きました。それが何よりの財産になっています。

年に数回あった研修会では、コーディネーターや理事の方々の前で研究テーマを発表しました。学校以外の場で記者の大先輩から直接指摘や助言を頂けたことは、今振り返っても貴重な機会だったと思います。研修会は堅苦しいものではなく、休憩時間や懇親会では気さくに話しかけてくれるので緊張もほぐれます。

また研修会には全国から奨学生が集まります。同じマスコミ志望の学生が多く、良い刺激をもらったり、就職活動の情報交換をしたりして助けられました。話し足らず研修会後に奨学生だけで飲みに行くこともありました。

同盟育成会の皆様には研究や就職活動の面でたくさん背中を押してもらいました。いま共同通信社で記者として働いているのは、同盟育成会でお世話になった方々や貴重な経験のお陰だと思います。古野奨学生になれば、奨学金だけではなく研究のアドバイスも頂くことができ、様々な交流の機会もあります。将来マスコミで働きたい学生さんにはぜひ経験していただきたいです。

共同通信社 伊藤亜衣