同盟育成会は2月17日に2025年度の第2回奨学生研修会を日本プレスセンタービルで開催しました。研修会には、全国から奨学生が集まったほか、奨学生選考委員、財団の理事も出席。研修会後の懇親会には大学事務局の職員、在京メディアの採用担当者が参加し、80人以上が交流し、意見交換を行いました。
研修会の講師は、朝日新聞社の豊秀一編集委員と奨学生レポートの講評もしている橋場義之元上智大学教授の2人です。
研修会では福山正喜理事長があいさつした後、橋場氏が「『政治』の変化とメディア」と題して講演。戦後の日本政治を振り返り、いわゆる55年体制が崩壊しても、メディアの変化は乏しかったと指摘しました。今後は「政策立案・比較選択の判断のために必要な現場の実態について報道」や「立案・決定までのプロセスを監視、報道すること」が求められると強調しています。
豊氏は、長年にわたって憲法について報道してきた経験を踏まえて「メディアは憲法をどう報じるか」の演題で講演を行いました。この中で、最近の政治情勢に絡めて、首相の専権事項という位置付けで行う憲法 7 条解散の是非について論じたのに続き、台湾有事が存立危機事態になりうるとの発言から、安保法制と憲法との関係について有識者の見方を紹介しました。さらに、憲法の価値がどう生かされているかについて焦点を当てた「憲法報道」と、政治的な思惑や提案の合理性について丁寧に報じる「憲法改正報道」との違いを、具体的な事例を挙げて解説しました。
休憩後の質疑応答では、それぞれの講師に鋭い質問が寄せられました。
懇親会では、大学院を修了する奨学生の代表として早稲田大学の小倉和真さん、学部卒業生の代表で茨城大学の原田千帆里さんがそれぞれあいさつしました。



