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歳末夜警に白山寮生10人が参加。 寒空に「火の用心」の声響く

同盟学寮白山寮が所属する文京区の原町町会は、2019年12月24日(火)から28日(土)までの5日間(雨天のため、26日は中止)、夜9時から町内の歳末夜警・火の用心を実施した。暖冬とはいえ寒風が吹き抜ける中、白山寮生は毎晩2人-3人、計延べ10人が参加した。

 

町内の白山地区と千石地区方面の2組に分かれ、拍子木を打ちながら「火の用心」と書かれた提灯を手に「火の用心」の声を夜空に響かせる。歳末の犯罪の未然防止と、火の元に十分注意するよう呼び掛けた。町内を1時間ほどかけて巡回した後、白山通りに面した老人福祉施設前の詰所に戻った。

 

夜警を終えた寮生たちは、詰所に用意された熱々のおでんをいただき、冷え切った体を温めた。参加した延べ10人の寮生の中には、今年初めて経験した新人寮生のほか、昨年も参加した上級生も。

初めて参加した寮生は「地元で、このように火の用心をして回ったことがなく、新鮮な体験だった」と口をそろえる。「行きつけの喫茶店や中華料理店の話をしたら、すぐ打ち解けた。地域の方々の温かさに触れ、楽しかった」とうれしそうに話した。

 

大学院に通う上級生も「東京の人たちの生活ぶりを垣間見ることができて、とても興味深かった」と、夜警して回り初めて見えた街の姿に驚いていた。

 

参加したそれぞれの寮生にとって、いつもの大学生活では味わえない、貴重な体験となったようだ。