創立76周年記念会を開催 ー160人が出席して祝うー

                伊藤洋一氏 講演風景
                伊藤洋一氏 講演風景

 同盟育成会・同盟学寮の創立76周年記念会が10月16日(日)、同盟学寮白山寮の1階ホールで開かれた。記念会には、同盟育成会や新聞通信調査会の関係者や同盟学寮OB、市谷寮と白山寮の寮生計160人が出席した。

 

 時事通信社OBで、三井住友トラスト基礎研究所主席研究員の伊藤洋一氏による講演から始まった。演題は「情報強者になるために」。伊藤氏はスマートホンを使って写真を見せながら、8月に訪問したキューバの現状を紹介。情報強者になるためには、自分の足と目を駆使し、好奇心を持つことが重要だと説いた。

 

講演に引き続き、同盟育成会・同盟学寮の創立76周年記念式が行われた。育成会の井口常務理事が、開式の辞を述べた後、山内理事長があいさつに立った。

 

  理事長は「同盟学寮は76年間、1日も休まず運営を続けてきた。育成会は5年前、公益財団法人となり、この間に同盟学寮は市谷・白山の2寮体制に移行。もう1つの柱として、ジャーナリストを志す大学生・院生に対する奨学金を給付に変えた。この2本柱が、ようやく定着してきた。男女別々の寮となり、大変な苦労だと思う。寮を運営する委員会活動は、さらに安定したものにしていくことが重要だ」「次の目標は百寿。創業の精神に立ち戻り、経済的な理由で学業に就くのが困難な学生を受け入れ、学業が達成できるよう支援する。そして教育の機会均等に寄与する。同盟学寮の卒寮生は1500人を超えているが、1世紀を経ると2000人になるのではと思う。それを目指していきましょう」と述べた。

 

 白山寮の室園翔天委員長は「白山寮に来て2年弱。男女共寮時代を過ごした身にとって、同盟学寮のよき伝統が崩れてしまうのではと、心配した時期もあった。しかし4月の新人歓迎会や夏のキャンプを経験して、市谷、白山の寮生が一致団結し、同期会を呼び掛けると多くの仲間が集まるようになった。今年の新寮生は規律正しく、将来有望な新人が多い。これからも、多くのことを学び大いに楽しむ空間を築き上げたい。情報強者になります」とあいさつした。

 市谷寮の荒井梢子委員長は「76年の間、住んできた全ての同盟学寮生が作ってこられた歴史に感謝しつつ、自覚を持って歩んでいきたい」とあいさつした。

 

 続いて、白山の黄田寮長から「白山寮は4月に21人の新寮生を迎え、53人が生活を共にしている。みな元気にあふれている。今後も、寮生1人ひとりのよき相談相手となり、優れた社会人として巣立っていくよう、微力ながら尽力したい」とあいさつした。

 市谷の齋藤寮長は「市谷寮長に着任して2年。当時、20人だった女子寮生が、46人に増えた。出身地も学校も違う人たちの集まりなので、思わぬ情報も得られるだろう。違うことを楽しむ気持ちで見守りたい。双子の寮だが、思考も考え方の違いもみられる。そこを踏まえて、一緒にやっていくことに意味があるし、ユニークな寮になると思う。ご支援をお願いします」とあいさつした。

 

 

 その後の懇親会は、新聞通信調査会の長谷川理事長による発声で、一同乾杯して始まった。1階フロアがいっぱいの人であふれ、楽しいひと時を過ごした。

同盟育成会  山内理事長 挨拶
同盟育成会 山内理事長 挨拶

    白山寮委員長 挨拶                 市谷寮委員長 挨拶               白山寮長 挨拶

 

左)同盟育成会 井口常務理事 右)新聞通信調査会 長谷川理事長
左)同盟育成会 井口常務理事 右)新聞通信調査会 長谷川理事長

受付け・講演風景

懇親会風景